地代、実質賃料と支払賃料の違い...

地代とは?

地代(じだい)というのは、
用役の対価に関する考え方のことです。

 

具体的には、土地の提供する用役の対価として、
土地所有者に支払うものをいいます。

 

なお、地代に対する見方については、
古典派経済学者と近代経済学者との間でかなりの差があります。

古典派経済学者の地代に対する見方は?

古典派経済学者は、
土地を特殊な生産要素と考えています。

 

なので、地代は賃金や利子とは
質的に異なるものとして、
独自の地代論を展開しています。

近代経済学者の地代に対する見方は?

地代に対する見方については、
古典派経済学者と近代経済学者との間で
かなりの相違があります。

 

近代経済学者の場合は、
土地を他の生産要素と異質なものとは考えません。

 

つまり、土地、資本、労働の
いずれであるかを問わず、

 

すべての生産要素の用役の対価は、
その生産要素の限界生産力の価値※に
等しくなるように決定されると考えているということです。

 

※生産要素の一単位を増加したときに得られる収入の増加分です。

 

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実質賃料とは?

実質賃料というのは、
鑑定評価で求める賃料の種類のことです。

 

賃料には地代や家賃がありますが、
これらはまた実質賃料と支払賃料の分けられます。

実質賃料と支払賃料の違いは?

実質賃料とは、
一定期間に貸主に支払われる
経済的対価のすべてを意味します。

 

なので、定期的に支払う
金銭による支払賃料とは異なります。

 

つまり、地代、家賃として
定期的に支払われる支払賃料以外に、
一時金の授受があれば
それを考慮する必要があるということです。

 

なお、一時金が賃料の前払的性格を持つ
権利金である場合は、
一定の期間内に発生するその運用益と償却額、

 

また、預り金的性格を持つ
敷金、保証金等である場合は、
同様にその運用益が含まれます。

 

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